
ワイシャツ (Yシャツ)は、主に男性の背広の下に着用するシャツである。英語に倣い「ドレスシャツ」とも呼ばれる。前開きで、襟とカフスがついている。一般的に、このシャツの上にネクタイを装着する。
歴史

種類
ドレスシャツは、部位のスタイル毎にいくつかの種類に分類することができる。
素材
通常、ドレスシャツには織布を用いる。最も一般的なのは、綿、麻、ポリエステル、ポリエステルブレンドなどで、絹が用いられたりもする。フォーマルなシャツの生地としては、ブロード織り、オックスフォード織りといった綿生地やポプリンといった生地が用いられる。よりフォーマルでないラフなシャツの生地には、コーデュロイやデニム、フランネルが用いられる。
襟
- レギュラーカラー
- 最も標準的な襟の開きのシャツ。正装としてふさわしい。
- ナロースプレッドカラー
- 両襟の開きが狭い(60°程度)シャツ。
- ワイドスプレッドカラー
- 両襟の開きが広い(100〜120°程度)。ウィンザー公にちなんで、「ウィンザーカラー」とも呼ばれる。伝統的な英国風スタイル。
- ボタンダウンカラー
- 襟の先端を前身頃にボタンで留めるシャツ。ポロの競技中に襟が風でバタバタと動かないように、ボタン止めしていた選手を見てブルックス・ブラザーズの創業者ジョン・ブルックスが考案したのが始まりと言われている。(襟をは縫い取って洗っていた頃の名残という説も有る。)セミ・フォーマルなスタイルで典型的なアメリカン・スタイルである。
- タブカラー
- 両側の襟をタブとよばれる紐でつなげた襟。タブの上からネクタイを通すので、ネクタイが浮き上がる。正装としてふさわしい。
- ピンホール
- 両側の襟をピンで止めた襟。タブカラーと同じような形状となるが、ピンがアクセントになる。
- ラウンドカラー
- 襟の先が丸くなったスタイル。
- ウイングカラー
- 襟の先が前に折れた立衿。「並衿」ともよばれる。タキシードやモーニングなどとともに正装用として用いられる。
- ドゥエボットーニ
- イタリア語で2つの(ドゥエ)ボタン(ボットーニ)という意味。台襟にボタン2つが入るため、襟が高くなる。ノーネクタイでも襟が映えるので、クールビズのアイテムとしてもてはやされている。ボタンダウンもある。
- オープンカラー
- 衿が開いた開襟シャツ。夏の暑い時期のために涼しさを求めた比較的ラフなシャツ。学生服の夏服などにも用いられる。
- クレリック(和製英語)
- シャツの生地が白無地以外で、襟とカフスだけ白無地の生地を用いたシャツ。クレリックは僧侶の意味。正しくはセパレーテッド・カラーなどと呼ばれる。
カフス
- シングルカフ
- 袖に折り返しがないもの。片側がボタン、片側がボタンホールになっているものが一般的だが、テールコート(燕尾服)用のシャツはシングルカフにカフリンクス(カフスボタン)用のボタンホールが開いていて、ボタンは付いていない。またコンバーチブルカフといって、ボタン留めだがカフリンクス]](カフスボタン)も使用できるよう、両方にボタンホールが開いているものもある。
- ダブルカフス(フレンチカフス)
- カフを折り返して2重にし、両側の穴を重ねて、カフリンクス(カフスボタン)で留める。礼装用のシャツによく見られるスタイルである。
サイズ
ワイシャツは体形の違いやデザインの趣向の違いにより、様々なサイズの既製品が発売され、またオーダーメイドによる販売も行われている。既製品を購入する場合、基本的には「首周り」と「裄丈」(背中の中心から袖の先端までの寸法)によりサイズを判別する。
その他
ホンコンシャツ
日本をはじめとする東アジアでは、夏の蒸し暑い気候に合わせて、半袖のワイシャツがよく用いられる。1960年代、「ホンコンシャツ」という名前で石津謙介が製作し、ヒットして日本に定着した。
ワイシャツ 